飛騨の雛祭り-3

今回の“雛”は当館最古?にして新入り、さんです。

箱書きには『文政年間 松田家』とありまして 山形の酒田から
遥々お嫁入りしてくれました。

雑学通?の方はお気づきのことと思いますが、
そう、酒田と云えば東北でも指折りの『雛祭り・雛人形』処なのです。

最上川河口に位置する湊町 酒井 は
その昔は江戸や大坂との交易でたいそう賑わったそうで
由緒ある雛人形の宝庫としても近年注目を集めております。

今年、ご縁あっての“お輿入れ”だったのですが、
実はその昔(元禄の頃)、飛騨を治めていた金森家が六代目にして
同じ山形県の出羽(今の上山市)に一時転封されていたこともあり、
いにしえの縁を少しばかり感じてしまいました。

江戸時代と云えば、少し面長の享保雛が有名ですが
文政頃の流行りなのか、酒田という土地柄なのか、
お子たちはややふっくらした面持ちでございます。

こちらも風雪を耐えた?と見えて、愛らしい五人囃子も
残り少なくなった髪の毛を振り乱しておりますが、これもご愛嬌。

当館の本館(明治再建の飛騨商家造)の
旧玄関の正面(通常は恵比寿さんと大黒さんの定位置)におわします。

山形酒田から輿入れしてきた文政年間の雛たち

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